京焼 香炉 野々村仁清
京焼色絵陶器を大成した、京焼の始祖と言われる、野々村仁清の香炉作品。
江戸時代、17世紀の作品。
上部に金属のカバーを設けた、釉薬と金の装飾が美しいデザイン。
四季をモチーフにした色絵、洗練された京風のパターンが秀逸。
京都は千年にわたる都の歴史の中で、独特の雅な文化風土を形作ってきました。
その中で、はぐくまれた京焼・清水焼は、華麗で繊細、そして洗練をきわめた日本の代表的な伝統工芸の逸品です。
野々村仁清をはじめ先人たちが築いてきた、伝統のこころをまもりながら、現在の時代感覚に、熟練の技を注ぎこんだ作品を今も創り続けています。
[出典]The Metropolitan Museum of Art