木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

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木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

木工芸作家、藤井敏男 (フジイ トシオ) による、重箱作品です。
制作は、2014年。

木工芸は、技法の種類が多く、板を組み合わせて箱などを作る指物、木塊を手作業で刳り抜いて器などを作る刳物、木材を轆轤で回転させながら刃物で削る挽物、薄板を環状に曲げる曲物などの造形技法のほか、異なる素材をはめ込む木象嵌などの装飾技法があります。
本作品は、指物(さしもの)と呼ばれる技法で、緻密かつ精工に制作されています。

黒柿で制作された美しい重箱作品。
木目が印象的、非常に美しく構成されています。

指物は、広義には、釘などの接合道具を使わずに、木と木を組み合わせて作られた家具・建具・調度品などの総称です。
日本語による狭義では、日本の伝統工芸品の指物およびその技法のみを指しています。
指物技法は、木を削ったり彫ったりして、つぎ手と呼ばれる凸と凹の部材をつくり、それらを直角に組み合わせて箱などの作品をつくります。
木目の組み合わせを考えて、木を正確に切ることが、最初の一歩で、肝心な心得です。
金属のクギなどを使わないで組み立てることが、指物の特徴です。

計算された組合せによる、美しい木目模様。
各パーツが、巧みに組み合わさり、黒柿の独特な味わい深い模様が表現されています。
指物にて杢目の繫がりを意識しています。

藤井敏男は、香川県高松市にて木竹工芸家の柴本清甫氏に師事。
平成4年に、日本工芸会正会員に認定されました。

木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

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木工 藤井敏男 六角黒柿重箱

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[出典]ギャラリージャパン


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