マイセンカップ＆ソーサーリミテッドエディションピンク＆ゴールド

by crafts_design · 公開済み 2016年2月11日 · 更新済み 2016年2月12日

マイセンカップ＆ソーサーリミテッドエディションピンク＆ゴールド
( Meissen Cup and Saucer, Staffage Purple and Gold, Limited Masterpieces )

ドイツの名陶「マイセン」の2015年の限定生産品。
とても豪華な装いのカップ＆ソーサーです。
マイセンは、世界三大陶磁器と評される陶磁器ブランド。
その高い品質と気品溢れる作品は、世界的な名声を得ています。

陶磁器のカップは、コレクターのアイテムとして長い伝統を持っています。
19世紀の最初までには、誕生日、洗礼式、記念日などの機会において、親交の特別なしるしとして、単一で、裕福に飾られたカップの贈り物をする事が中流階級において通例になっていました。

そうした古き時代の贈答として用いられた豪華な装飾を盛り込んだ限定生産品です。
ロココ調を基調とした装飾は、贈答先の方にその親交の貴重さを伝えるかのごとく、豪華で美しい金で飾られ、紫の配色が施されています。
描かれているのは、イチジクとアカンサスの葉。
熟練した職人の手描きによる丹念で精緻な仕事。
世界限定、100点の作品です。
　

1709年、ヨーロッパで初めて白磁の製造に成功したのがマイセン窯。それまで磁器は有田の古伊万里を始め、東洋から輸入されたものばかりで、王侯貴族のみが手にできる大変な貴重品でした。
当時のザクセン（今のドイツ）侯であったアウグストの命令により9年の歳月をかけて研究された結果、白い磁器が誕生。以来マイセンはヨーロッパ最古の窯として、世界的な名声を得ています。
贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つです。
「青い双剣」と呼ばれるこの剣のマークは、その秘法が外にもれないようにするという意味があるとも言われます。
なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化しています。
今でも絵付けは誇り高き職人たちによってすべて手描きで行われており、その伝統に培われた美しさは広く人々の憧れとなっています。