萩焼 坂倉善右衛門窯 藁白釉 抹茶碗

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萩焼 坂倉善右衛門窯 藁白釉 抹茶碗

素朴な優しさに溢れています。
日本を代表する伝統陶磁器工芸品、「萩焼」の一点物の抹茶碗。
萩焼の作家、10代目坂倉善右衛門による、味わい深い逸品です。
萩焼は、やきものの素地と釉薬が織りなす偶然性と、その素地感が魅力です。

萩焼らしい、釉薬のかけ具合による偶然性が魅力的です。
藁白釉と言う釉薬を用いています。藁白釉は乳白釉と呼ばれる釉薬の一種。土灰や藁灰が多く含まれ、名前の通り乳白色の仕上がりとなります。
様々な着色剤を添加する事でパステル調の色釉を得る事が出来ます。

坂倉善右衛門窯は江戸時代から当代の祖父の時代まで続き、その後一度は窯を廃業したものの、2000年に独自に研鑽を積んだ当代が再び窯に火を灯しました。
当代はかつて御用窯として栄えた長門三之瀬で育ち、美濃地方での修行をはじめ、陶磁に限らず様々な造形技術を修学。仄かな色彩を用いた優しい作風は他に例をみない前衛的な特徴を持ち、併せて歴史深い地で江戸時代からの技術を継承する気品の高さも感じさせます。

当代は以下のように語っています。
「一度は途絶えた歴史を自分の手で蘇らせたく開窯をしました。土の味わいと釉薬が溶け合う萩焼の美、そして窯変の新鮮な驚きとその奥深さを作陶を通じて伝えていけたらと思います。普段作陶に関しては色の鮮やかさを上手に演出できるように心がけています。」
 

茶人好みの器、萩焼

萩焼は、古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物です。萩焼の特徴は原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と使い込むことによって生じる「七化け」があります。貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、七化けとはその貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せることです。

一楽 二萩 三唐津
萩焼は焼き上がりが軽く、装飾面も素朴で、わび茶のムードによく似合います。このため、全体としての柔らかさの点で京都楽焼には及び難いが、がっしりと焼きが固く、絵付けの華やかな唐津茶碗よりは茶陶としては優れていると言われています。 また、萩焼は焼き上がりが柔らかいので、水洗い、持ち運びなどに際して壊れやすいという難点もありますが、萩焼より柔らかな楽焼きの取り扱いには最新の注意を払うという必要があり、唐津ほど適当に取り扱えないと言われています。

萩の七化け
萩焼の胎土(原土)には浸透性があり、しかも低火度焼成で焼き締まりが少ないため、使用するにつれて比較的短期間に表面釉薬の貫入を通して茶がしみ込み、器体の内外ともに色合いが変化してきます。1つの茶碗を大切に使っていくと、その色、つやが時代とともに微妙に変化して何とも言えない風情を醸し出します。茶人の間では、この変化を珍重して「萩の七化け」と称されています。

萩焼 坂倉善右衛門窯 藁白釉 抹茶碗

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