ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー

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ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー
( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

赤と黄色のコントラストが実に印象的なガラスオブジェ・花瓶です。
イタリアの伝統的なガラス工芸、「ヴェネチアガラス」の花瓶作品。1960年代のものと思われます。
ヴェネチア、ムラノ島のガラスメーカー、セネディス ( Cenedese ) 工房でリリースされたもので、ヴェネチアのガラスデザイナー、アントニオ・ダ・ロス ( Antonio Da Ros ) による作品です。

凛とした一本の芯を持ち存在感を放つ、ガラスオブジェ。
そのシンプルでミニマル、かつどこか近未来的な印象を持つフォルムは、ミニマル・シンプルでミッドセンチュリーなインテリアや家具とのマッチングも良さそうです。
モダンなデザインも魅力的。

そして、鮮烈な存在感を示している、この赤と黄色の強いコントラストは、Sommerso(ソッメルソ)と呼ばれる技法により表現されています。
イタリア語で「水中に沈める」などの意味を持つSommerso(ソッメルソ)。
対照的な色の層が特徴でヴェネチア・ムラノガラスの技法として、古くから受け継がれている伝統技法。

ガラスの持つ、圧倒的な重量感と存在感が、独特の世界観と、そこに吸い込まれていくような空間を演出しています。
 

ヴェネチアガラス(VENEZIAN GLASS)

ヴェネチアガラスは、700年以上もの歴史と伝統を今に伝えています。もちろん、その名のとおり中心地がイタリアのヴェネチアであることは言うまでもありません。中世のヴェネチアは、世界貿易の中心となる過程で優れたイスラムのガラス芸術吸収することにより誕生しました。

ヴェネチアガラスを”ムラノガラス”とも呼びますが、ムラノとはヴェネチア本島から北東約1.5kmにある島で、ここでガラス製造が集中して行なわれていたため”ムラノガラス”とも呼ばれています。ここもあの有名なスワロフスキーと同じようにその製法の秘密を守るためにヴェネチア本土からこのムラノ島に工房を移転したのだといわれています。

ムラノ島で制作されるガラス芸術は15世紀には 高級工芸品として価値を持ち始め16世紀には、ヨーロッパ全土で広く受け入れられ、流行していきました。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」は、12人のムラノのマエストロ(職人)がヴェネチアから連れ出されて製作したといわれています。

こうしてその名をヨーロッパ全土に広めたヴェネチアガラスは、主に貴族や富豪のために特別に注文されたテーブルウエアを製作するために、大きくそのスタイルを発展させました。 そして、アイスクラック、ダイヤモンドポイント彫り、レースガラス、クリスタルなど多彩なカットの技法が次々に生み出されました。近世では、ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を占有するほど成長しました。

そして現在、熟練したマエストロ(名人)達は息子からそのまた息子へとこの技術を伝承し、昔と変わらぬ伝統の技を活かしながらヴェネチアガラスは創り続けられています。機械での大量生産では出せない本物の味わいがそこにあります。

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

ヴェネチアガラス アントニオ・ダ・ロス 花瓶 レッド・イエロー ( Venetian Glass Antonio Da Ros Vase in Red and Yellow )

[出典]afterglow retro
[ヴェネチアガラス購入]Amazon.co.jp


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