ブラウン スピーカー LE1

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ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

iMac?よく似ています。
アップルのプロダクトデザインに多大な影響を与えていると言われる、ドイツの著名な電気器具メーカー「ブラウン ( Braun ) 」の斬新なデザインのスピーカーです。1959年の作品。
1950年代の中頃から、ブラウンブランドはドイツのモダンインダストリアルデザイン、また機能性と技術の融合と密接に関わり始め、現代のプロダクトデザインに大きな影響を及ぼしています。

現在のプロダクトデザインを牽引している、米アップルがブラウンのプロダクトデザインに多大な影響を受けている比較例として、フラットパネルのiMacのデザインとよく比較されるのが、このLE1です。
確かに見た目は、iMacはこれをパクったと思えるほど、似た意匠です。
非常にフラットかつ省スペースで、現代のPCを思わせるミニマルなデザインを体現しています。

50年代末期,バウハウスの流れをくむドイツのウルム造形大学の学生たちはブラウン社と共同でラジオ・セットのデザイン・ワークを行っていました。
その指揮を執っていたのが、同学の教授陣の中でもプロダクト・デザイナーかつ建築家としてひときわ有名で、インダストリアルデザイン業界において伝説的存在と言われる、ブラウンデザインの代名詞的存在であるディーター・ラムスでした。
このデザイン・ワークのテーマには、機能的、合理的、明るいコンセプトなど様々なものが設定されていました。

ここでラムス当人がデザインしたスピーカーが、このブラウン LE1です。
このスピーカーのベースとなっているのは、英国QUAD社によるスピーカーESL-57です。LE1は、ESL-57のデザイナースモデルと言われています。QUAD社から技術ライセンスを受け生産されています。

20世紀を代表するデザイナーの一人と呼ばれるラムスのLE1はプロダクト・デザイン史に名を残すモデル。
しかし残念ながら、500セット程度しか生産されませんでした。
当時としてはあまりに大胆なデザインだったため、前衛的な少数の野心的ユーザーにしか受け入れられなかったためだと考えられています。

ディーター・ラムスは、ブラウンのデザインチームのチーフとして40年間に渡り、500を超える名作を世に送り出した巨匠。彼のデザインポリシーを現した「“Less but better “(より良いデザインは、より少ないデザインである)」と言う言葉が有名です。
バウハウスデザインの流れを組む“ 機能が決定するデザイン”はディートリッヒ・ルブスらに継承され、クロックやウォッチ等多くの製品がMoMAにも所蔵されています。

プロダクトデザインの心得として、彼の哲学とも言える“良いデザインの10カ条“が現代のデザイナー達にも大きな影響を与えていることを、世界中で愛用されている携帯電話や音楽家電を通じて確認することが出来ます。

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

ブラウン スピーカー LE1 ( Braun Speaker LE1 )

[出典]Port Clarendon


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