オリベッティ プログラマ101 コンピューター

Share

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

レトロ・モダンな佇まい。
美しいプロダクトです。
イタリアのオリベッティ社 ( Olivetti ) のデスクトップコンピューター、プログラマ101 ( Programma 101 ) です。初期のプログラム可能な商用デスクトップコンピューター。1964年のニューヨーク万国博覧会で発表され、1965年に量産が開始されました。1970年代初めまでにアメリカ合衆国を中心に約44,000台が販売されなました。

このコンピューターは、しばしば「印刷可能なプログラム電卓」または「卓上計算機」と呼ばれていました。
これは、コンピューターへの恐怖心(苦手意識)を克服できるように「ポータブル計算機」として宣伝された為と言われています。また、企業に対してそのコンピューター部門を経由せずに直接販売することができた側面もありました。

プログラマ101は当時の大型コンピューターの主要な機能を持っていました。初期のコンピューターは高価で専門家にしか扱うことが出来ませんでしたが、プログラマ101は簡単・経済的でプログラミング言語の知識が無くても磁気カード上にプログラムを作ることが出来ました。

オリベッティはニューヨーク近代美術館(MoMA)にも永久収蔵品がいくつかあるように、技術とデザインの両面に注力した企業で有名です。プログラマ101もその価値観が注ぎ込まれており、美しくシンプルでミニマルなデザインとなっています。
プログラマ101は、イベリアのオリベッティ技術者ピエール・ジョルジョ・ペロットによって設計され、誰でも使える非常にシンプルな製品を提供することに注力しました。マルコ・ザヌーゾの意匠、マリオ・ベリーニのデザインによるスタイリングは当時としては人間工学的かつ革新的で、ベリーニはコンパッソ・ドーロ(イタリアで開催される国際デザイン賞)で、産業デザイン賞を受賞しています。
 

オリベッティは、1908年にカミッロ・オリベッティにより設立された、イタリアの事務機器メーカー。
自社の製品や広告のデザインに優秀なデザイナーやアーティストを起用し、事務機器に『美観』という価値観を取り入れました。

50~70年代にかけて行われた広告活動や文化的な活動によってolivettiは質の高いCI(コーポレート・アイデンティティ)を確立します。
これらは現代のCIの先駆けとして世界的に認知されています。

60~70年代には大ヒットした赤いタイプライター『Valentine』をはじめ、秀逸な機能とデザインを持った製品を数多く生み出しています。
その後は電卓やパソコン、プリンタなどの分野にも進出し、現在はテレコム・イタリアに買収されて傘下に入り、主にシステムソリューション事業を運営しています。

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

オリベッティ プログラマ101 コンピューター ( Olivetti Programma 101 Computer )

[出典]Museum Of Applied Arts And Sciences


  • MoMA STORE



Share

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Share