ラリック 香水瓶 クレールフォンテンヌ ミッドナイトブルー
( Lalique Clairefontaine Perfume Bottle, Midnight Blue )
優美で清楚です。
フランスのクリスタルガラス工芸ブランド「ラリック」による香水瓶です。
曲線を主体とした、ラリックらしい柔らかな美しさと清楚さに溢れています。
クレールフォンテンヌとは、フランスの古謡にも出てくる地名。
ラリックの創始者、ルネ・ラリックが最初にガラス工房を設けたパリ郊外の地です。
モチーフになっているのは、さわやかで可憐なスズランです。
この花はペルシアで愛され、中世の庭師にも愛された花です。
オリジナルのデザインは、1931年、ルネ・ラリックによるデザインです。
スズランは、1931年にルネ・ラリックに制作された”Clairefontaine Flacon”という作品のテーマ。
庭の妖精のように優しく美しくデザインされています。
目に見えない香りの魅力やイメージを、曲線的で優美なデザインで表現しています。
クリスタルに紺色のスズランの花の組合せが絶妙です。
ラリックは、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材した作品が多く、繊細で優美な美しさとヨーロッパの香り高い芸術性に溢れた工芸品。
創始者のルネ・ラリックは、「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。1860年にフランス・シャンパーニュ地方に生まれたルネ・ラリックは、1900年に開かれたパリ万国博覧会で「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。その作品は今日、フランスの文化遺産に数えられ、パリ・オルセー美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館など世界中のミュージアムに所蔵されています。
その特徴は、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材としてフロステッドといわれる艶消し技法を使ったレリーフによる装飾表現です。フロステッド加工、あるいはフランス語でサティナージュと呼ばれるラリックの伝統的な艶消しのテクニックにより、光は単純に透過することなくクリスタルの内部にこもってから柔らかに反射されるため、レリーフにニュアンスあふれる陰影が生まれます。深い白色のトーンから透明に近い仕上げまで、多彩なフロステッド加工においてラリックの工房は世界最高の技術を誇ります。
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