ウェッジウッド 花瓶 オレンジ・スフィア
( Wedgwood Tall Vase On Orange Sphere )
斬新で現代的です。
イギリスの高級陶磁器ブランド、英国王室御用達の伝統ある陶磁器メーカー「ウェッジウッド」の花瓶作品です。
この作品は、イギリスを代表するプロダクト・インテリアデザイナーであり、インテリアブランドである、リー・ブルーム ( Lee Broom ) とのコラボレーションにより生み出されたもの。
リー・ブルームの作品は、ファッションとイギリスのトラディショナルなデザインを融合させたユニークなもの。このコラボレーションにおいても、リー・ブルームは、ウェッジウッドの歴史を損ねずに現代的なセンスを盛り込もうと考えたと語っています。
生まれた作品は、ウェッジウッドの250年にわたるデザイン遺産からインスピレーションを得ています。
ウェッジウッドの代表的作品「パンサーベース」に魅せられて誕生したデザイン。ウェッジウッドで18世紀から続く「エンジンターン」という伝統技術を駆使して、幾何学的な線を描いています。アールデコの要素も取り入れ、モダンな装いに仕上げています。
鮮やかな色彩とコントラストが魅力的です。ビビッドのオレンジの球体が印象的で、作品のベースとなっているウェッジウッドを象徴する技法、「ジャスパーウェア ( Jasperware ) 」のマットな質感との対比も目を引きます。
ウェッジウッドらしさとリー・ブルームらしさの絶妙な融合。
まさにコレクションに値するこのユニークな作品は世界15個の限定生産品です。
ウェッジウッドの洋食器の歴史は古く、さかのぼること約250年。1759年イギリスの陶磁器産業のメッカといわれるストーク・オン・トレントのバーズレムの地にジョサイア・ウェッジウッドとトーマス・ベントレーによって創業されたことに始まります。1765年には優しいアイボリーの肌合いの洋食器クリーム・ウェアを開発。そのアイボリーの色彩はシャーロット王妃の称賛を呼び「クィーンズ・ウェア」と呼ばれるようになりました。
1774年には今でもウェッジウッドの看板商品ともいえる洋食器素材ジャスバーウェアを開発しました。ジャスパーウェアは上絵で色彩をつけるのではなく、素地そのものに色素を含有することで、発色させる方法。無釉の素地はやさしいアースカラーの色彩で、素焼き状の触感からは、土ものの柔らかなぬくもりを感じさせる独特の洋食器に仕上がっています。
1795年にはジョサイア2世により、画期的な洋食器素材ファイン・ボーンチャイナの製品化に成功します。きめの細かい、白くなめらかな生地はウェッジウッドの中核をなす素材となり、その名を不動のものにしました。
現在でもファインボーンチャイナを初め、ジャスパーウェア、クリームウェアを素材とした洋食器は世界中に多くの愛用者を持ち、販売を続けています。ウェッジウッドのファインボーンチャイナ、ジャスパーウェア、クリームウェアの3種の洋食器は、それぞれ全く異なる風合いを持ち、実際に使い比べてみるのもウェッジウッドの洋食器の魅力を感じる楽しみ方といえるでしょう。
[出典]Wedgwood.com
[ウェッジウッド購入]Amazon.co.jp