有田焼賞美堂其泉窯極錦金彩古伊万里様式コーヒー碗皿

by crafts_design · 公開済み 2016年4月20日 · 更新済み 2016年4月20日

日本の陶磁器発祥の地と言われる、日本を代表する陶磁器工芸品「有田焼」のコーヒー碗皿です。
欧州の王侯貴族に「オールドイマリ」と呼ばれ愛されてきた古伊万里様式で仕上げられた豪華な品です。本品は、有田焼を販売する賞美堂のブランド、其泉（きせん）窯によるもの。古伊万里の特徴である美しく豪華な金彩が印象的です。

江戸時代、有田焼は伊万里港から海外へと旅立ったため伊万里と呼ばれました。明治になり江戸期のものは“古伊万里”と称され、その美しい姿は国内外で今も絶賛されています。

古伊万里の特徴的な技巧のひとつが、染付に赤や緑、金彩などの上絵を付けた「染錦」。
この「極錦金彩古伊万里様式」は、絢爛豪華な装飾を身に纏い、古伊万里の中でも古伊万里らしい華やかさと豪華さに満ちています。
丁寧なハンドメイドと手描きによる美しい色絵で仕上げられた、高級陶磁器の風格溢れる逸品。

「其泉窯」は、賞美堂が後世に伝えたい価値ある商品作ることを目標に生み出されたブランドです。有田焼を代表するメーカーとして有田焼の伝統とモダンを融合し、時代を超えた価値ある器を提案しています。伝統の意匠を現代に生かす商品づくり。それが歴史ある有田焼とともに歩む賞美堂のテーマ。
後世に伝えたい価値ある商品を其泉ブランドとして提案しています。時代をこえてきた美しさを提供しています。
　

日本磁器発祥の地、有田焼
有田焼とは、現在の有田町やその周辺で生産された磁器の総称で、江戸時代には、有田皿山で作られた製品が伊万里港から積み出されたために「伊万里焼」または「伊万里」と呼ばれました。

豊臣秀吉が朝鮮へ出兵した文禄の役（1592）・慶長の役（1597）の後、朝鮮半島から多くの陶工達が渡来、彼らによって日本の各地で次々と開窯されました。

とくに有田では17世紀初頭に有田泉山で良質の磁器原料が発見され、日本で最初に磁器が焼かれたところです。

その後、寛永14年（1637）に鍋島藩が伊万里・有田地区の窯場の統合・整理を敢行し、現在に知られている有田皿山の体制を整えていったのです。