ラミー 2000 万年筆
( LAMY 2000 Fountain Pen )
黒い胴の先に、つや消しの金属の首が続きます。表に見える金属は、首と平たいクリップ、それにペン先だけです。
ドイツの筆記具メーカー「LAMY(ラミー)」の万年筆、ラミー 2000 です。デザインはゲルト・アルフレッド・ミュラー(Gerd A. Müller、1932 年生まれ)です。ミュラーは、1955 年から 1960 年までブラウンでデザイナーを務めました。公式は、1966 年の秋に発売したと記しています。
胴とキャップは黒い樹脂で、表面には細い筋がペンの長さに沿って走ります。首とクリップはステンレスです。飾りの帯も、金色の部品もありません。
キャップを閉じて真横から見ると、胴はキャップとの境目あたりがいちばん太く、尻へ向かって細くなります。境目には、細い段がひとつだけあります。
キャップの端は、小さな黒い円で終わります。クリップはそのすぐ手前から、胴の方へ平らに伸びます。クリップの幅は一定で、先端は角を落とさずに切りそろえてあります。
キャップを立てると、クリップが平らな金属の板だとわかります。上の端はキャップの頭の黒い円の下に隠れ、下の端だけがキャップの面にそっと触れています。
キャップを外した胴は、首の金属で細くまとまります。ペン先は、その金属の口からわずかに出ています。
胴とキャップを並べると、胴は一本の長い紡錘のように見えます。首の金属は黒い樹脂からそのまま続き、継ぎ目に段はほとんどありません。
横に寝かせたキャップのクリップには、根元に LAMY の文字が小さく刻まれています。写真で読み取れる文字は、これだけです。
首の金属にも、胴と同じ向きの細い筋が入っています。黒い胴の、首に接するすぐ手前には、小さな四角い窓が二つ、少しずらして入っています。写真では、窓の奥が青く透けています。
公式は、この窓をインクの残りを確かめるためのものと記しています。窓のまわりも、胴の筋はそのまま続きます。
暗い紙の上で近くから見ると、首の筋が光を受けて白く浮きます。ペン先は銀色に見え、首の口から軸に沿って細く出ています。口の縁は薄く、ペン先との間に細い影が入ります。
展示台の上では、キャップを外した胴が横一直線に伸びます。首寄りの胴には、明るく短い線が上下にひとつずつ見えます。光を通しているのは、窓の部分だけです。
LAMY によれば、若いマーケティング・マネージャーだったマンフレッド・ラミーは、ブラウンやオリベッティを手本にしていました。そのなかで、元ブラウンのデザイナーだったミュラーと出会いました。二人は、バウハウスの伝統にもとづく万年筆を一緒に手がけました。LAMY 2000 の発売は、1966 年の秋です。
公式は、余分な素材や飾りを持たない形だと記しています。マクロロン(ポリカーボネート)と、つや消しに仕上げたステンレスの組み合わせは、1960 年代半ばには扱いの難しい新しいものだったとあります。
日本の公式ページによれば、現行の万年筆は吸入式で、ペン先はプラチナコーティングを施した 14K です。バレルとキャップはポリカーボネート製で、口金とクリップはヘアライン仕上げのステンレスです。クリップはスプリング式だとあります。
[出典]LAMY — the brand/LAMY — LAMY 2000 万年筆。


































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