輪島塗 六稜鉢

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輪島塗 六稜鉢 溜塗 小華沈金 ( Wajima-nuri Rokuryo bowl )

( Wajima-nuri Rokuryō bowl )

六つの稜が、口縁でゆるく開きます。溜塗の赤みが、角だけ薄く透けます。内側の縁には、金と銀の小華が、上ほど密に降りています。

石川県輪島の漆器店、「加藤漆器店」の鉢です。形は六稜鉢で、塗りは溜塗、加飾は小華沈金です。造りは脱乾漆です。

六稜鉢の口縁。溜塗の稜と小華沈金

口縁を一周すると、稜は尖らず、花弁のように丸く開きます。沈金の華は、縁のいちばん薄いところに集まり、内側へ向かって粒がまばらになります。金と、白く見える粉が、同じ花のかたちを交互に置いています。

正面から見た六稜鉢。溜塗の照り

径は20.0センチ、高さは6.0センチです。浅いので、空の稜の内側に影が六つ落ちます。溜塗は、中央の深いところではほぼ黒に見え、稜の肩だけ赤みが戻ります。

加藤漆器店の商品説明によれば、この六稜鉢は第44回日本新美術院展で最優秀作家賞を受けた鉢です。品番は 1734。原材料は天然漆、造りは脱乾漆、箱は桐箱です。

斜め上から見た六稜鉢の内側

内側を覗くと、底はほぼ黒く、華の粒は縁から内側へ疎になっていきます。

伏せた六稜鉢。六角の高台と六つの稜の裏側

伏せると、高台は小さな六角で、そこから六稜の谷が外側へ開きます。裏側には沈金がなく、溜塗の層だけが稜の線を残します。縁の薄さが、先に目に入ります。

六稜鉢の口縁ディテール。小華沈金

沈金の華は、金と銀の小さな花の粒です。卓のうえでは、六つの切れ込みが先に輪郭になります。

[出典]加藤漆器店 — 輪島塗 六稜鉢/脱乾漆/溜塗/小華沈金

[購入]加藤漆器店で見る


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